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翻訳力 ものづくりの第一歩はコミュニケーション

翻訳力とは

「翻訳」という単語は、一般的には「英語を日本語に翻訳する」というように言葉を訳すときに使われます。私たちはこの「翻訳」という言葉をイメージ画やデザイン案を具体的に金属製品として形にしていくという意味として取り上げています。私たちは翻訳力を駆使してクライアントとの意見のすり合わせ、コミュニケーションを深めていくことでより良いものづくりを心がけています。

イメージ画

何か新しいものを作りたいとき、口頭で相手に伝えてもなかなかイメージを共有することはできません。身振り手振りでジェスチャーしても先には進みません。手っ取り早いのは紙にペンでイメージ画を描くところから始まるのではないでしょうか。こんなものが欲しいと絵をかいて説明する誰もがとるであろう初歩的な一歩、一筆からものづくりはスタートしていきます。

頭の大きな人の絵

フリーハンドで絵をかいて寸法を入れていくと、往々にして描いた形と記載された寸法のバランスが合わないことがあります。それは書き手の主観がいやおうなしに入る為、注視するポイントが大きくなることに原因があります。まるで子供の書いた人の絵が、頭が大きく体とのバランスが不釣り合いになることと似ています。また寸法を入れていくと全体の長さと部分部分の寸法の合計が合わないなんてことも多々あります。

CADで描いてみる

手書きの図面を2D-CADで寸法を打ち込みながら描いていくと、形が整理され本来の作りたい形に近い形状を確認することが出来ます。バランスの悪さ・機能上の不具合点など、手書きの段階では気づかなかったことが判明する場合もあります。2D-CADは平面上に図形を描き、三面図で表記することで正面・側面・上面と3方向の野視で立体形状を表現することが出来ます。

画面の中での立体化

3D-CADは縦・横・高さをコンピュータの中に作っていきます。大まかなブロックを作って必要な部分を削り出していくようにプログラムを作成します。まるで氷の彫刻を作り出していくような感じに近いでしょうか。出来上がった部品はコンピュータの中でグルグル回すこともできますし、形状の確認には適しています。また3Dプリンタを使えば、樹脂などで実際の形状を確認することもできます。

部品を組み合わせる・部品を分ける

一つの製品を作る際の構成部品は、その製品の構造・形状などにもよりますが、多くの場合、複数の部品により構成されます。場合によっては、金属の板だけではなく、ワイヤーや機械加工部品、樹脂・木・アクリル板などの異素材で構成されることもあります。3D-CADでモデリングすると、それらの部品を組み立てた際、支障なく勘合するか、部品同士が干渉することがないか事前に確認することが出来ます。

データの受渡

弊社ではSOLID WORKSをベースとした精密板金加工に特化したSheet Worksという3D-CADを使っています。データの受渡は主にIGES、STEPで行っています。2D-CADの場合はDXF、DWGになります。現在ほとんどの図面はCADを
使って描かれておりデータの受渡を容易に行うことが出来ます。またCADSUPER FXを使って三面図を作製することも可能です。正式に図面として残したい場合などはいまだに三面図として管理することが多いようです。

立ち位置はものづくり

クライアントの想いをどれだけ製品に反映させることが出来るか。イメージを具現化させ、最終的に成果物に落とし込む。ものづくりの現場に立っているからこそできる提案をします。当然ですが、金属の板は硬いです。紙・段ボールのように手で折り曲げることはできません。また木材・ベニヤ板のようにのこぎりで切ることもできません。簡単にDIYするような材料ではありません。だからこそ剛性があったり耐久性があったりします。豊富な金属加工の経験に裏打ちされたものづくりを行います。

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